第一関門 -痛みと不安-
女の子は男の子と比べると、比較的成長期を迎える時期が早いかと思います。
もちろん成長のタイミングは人それぞれですが、28歳の私が小学生の頃は、早い子は3年生頃からバストが膨らみ始め、6年生になるとスポブラよりもソフトワイヤーのブラジャーを着ける子がほとんどでした。
私は3年生の頃にはバストが膨らみ始め、丁度同じころに同じようなスピードで膨らみ始めた子とよく相談をしていました。
まずは痛みです。例えば友達とふざけあっていて胸に何かが当たった時、真っ平らだった頃とは違った痛みが走ります。
「物がぶつかった」というただの痛みではなく、「胸のしこりのような塊が痛い、とてつもなく痛い」という感じです。
同じかどうかは分かりませんが、男性が大事な所をぶつけたのときっと似ているのではないかと思います。とにかく屈みこむ程の痛みです。
成長と痛みとともに、「このしこりは何だ」という不安も感じます。私はたまたま話し合える友人がいて、その子のお母さんも一緒になって女子トークのような場があったので、「あ、これは成長の証か」と思えましたが、それでもやはり最初は不安でたまりませんでした。
まずこの痛みと不安がバストの変化の第一関門です。
第二関門 -ブラがない問題-
私は家系的に胸の大きな家系なので、ぐんぐん成長し、中学生の頃にはDカップ、高校生の頃にはFカップにまでなりました。
体型は大きくなかったので、見栄えはボインという感じではありませんでしたが、Dカップ以上のアンダー65というのは、可愛いブラがほとんどありません。
そもそも大きいサイズに可愛いブラというのはあまり見かけませんが、アンダー65となると、そのサイズの存在すら危ういのです。
第三関門 -見栄え-
体全体が大きな方は、バストも大きく見えます。それはそれでもちろん悩みがあるかと思いますが、体が小さいのにバストがあるというパターンの私にも悩みがありました。
それは「いやいや、嘘でしょ。そんなにないでしょ。」と言われる事です。
別にバストが大きい事を自慢したい訳ではありませんでしたが、信じてもらえないというのもなかなか腹立たしいものです。
疑う女の子には「じゃあ触ってみろよ」と言って触らせて納得させていました。
サイズよりも小さく見えてしまうというのも悩みの一つになります。
第四関門 -ダイエットの繰り返し-
ダイエットをすると胸からなくなるとよく言いますが、リバウンドしても戻らないというのが胸でもあります。
リバウンドで多少は肉がついても、以前のようなハリはなくなり、結局体だけがリバウンドするだけです。
何度かダイエットとリバウンドを経験しましたが、ダイエットを考えている方、または実行中の方には、繰り返すことだけは絶対におススメしません。
FカップだったバストがDカップになり、Cになり、Bになり、とうとうAになりました。
しかも形は最悪。20代とは思えないしょぼくれたハリのないバストです。ふっくらとしたAではないのです。
もう二度とダイエットもリバウンドもしないと心に誓いました。
ただのバストですが、夢だけでなく苦悩や失望も包まれているのがバストの現実です。